西〇のその日ノート

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散文

散文5.ゆっくりおとなに。

子供たちには、「ゆっくり大人になってね」と声をかけてあげたい、らしい。読んでいたエッセーも三分の二を過ぎたところで、唐突に出て来た子供の話だった。今まではオバサン小旅行や仕事の愚痴ばかりだったではないか、どうした。

散文4.赤いツリー

普段は使わないJRの改札横をふと見ると、ひざ丈くらいの赤く染まったツリーがあった。 電飾や、よくツリーにまかれているフワフワしたあれは同じように巻かれていて、ふと不思議に思った。クリスマスっぽさがあまり感じられないのはなぜだ。

散文3.部屋と頭の中

「部屋の中は頭の中と同期しているから、思考を整理するためには部屋を綺麗にしなさい。」とは、よく聞く話だ。 とても的を得ていると思う。我ながら思うところだが、最近の僕の部屋はとても汚い。

散文2.歩くのが遅い

自慢じゃないが、僕は歩くのが早いほうではない。 革靴を履いて、忙しそうに歩くスーツ姿の男性はもちろん、パンプスを履いた女性にも、ローファーを履いた女子高生にもよく、颯爽と抜かれて行ってしまう。

散文1.となりの貴婦人

JRの車内で本を読んでいた時のこと。 内容は30代後半の女性が着付けの教室に行ったり、歯を痛めて病院へ行ったりしているものだった。その女性の行動力に、この方が醸成されたら、よくいる「おばちゃん」にメタモルフォーゼするのかな、という妄想を抱いても…